前回のフォトレポートから今節までの間にチームは大きな決断を下しました。
以前、望月さんと別のクラブの話題で「シーズン中にチームを変えようとしたら、選手は変えられないから、監督を変えるしかないんだよ」という話を聞いた時、妙に納得した覚えがあります。
ファンならこうした出来事を好きに話題にするのも楽しみ方のひとつだけど、マネージメント側からすると確かにそれしかないかー、と。
しかし、まさかそれが今シーズンの自分たちに起きるとは。
三浦前監督と半年前に歓喜を共にした私たち。もちろん思いはあります。けれどもチームもクラブもJ2定着という目標に向けて進み続けています。いつかふさわしい時がきたなら、その時にその思いを。
—-
さて初陣が古巣であり、故郷の長崎との対戦となった高木新監督。なんとも因縁めいているというか、ドラマ性のある初陣です。
チームに合流して数日、メンバーを大きく入れ替えずとも、戦い方を変えてきました。3バック、2ボランチ。堅い守備はそのままに、ゴールキーパーからパスをつなぎ、ビルドアップで攻撃してゆきます。
守備範囲が広く、流れを変える縦パスが出せる川上選手。パスと指示でゲームを組み立てながらも、ヒジョーーーにぬるくない守備が持ち味の窪田選手のダブルボランチ。そしてピッチにはたっぷり散水。パスを回す意図が感じられます。
長崎に先制を許したこともありますが、スタッツをみてもシュート、コーナーキックの数ともにかなり相手を上回りました。
この日、試合前でもハーフタイムでも試合後も、ロッカーでは監督から熱いメッセージが選手に送られ続けました。チームに了解を得てないのでご紹介できませんが、某ドラマの滝沢先生ばりです。
フミさんがここまで敷いてくれた奇跡の道。この千載一遇のチャンスを無駄にしないよう、高木監督と熱く熱く戦っていきたいと思います。
text & photo by hori